雅楽について

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雅楽について

はじめに

 日枝神社中秋管絃祭は、昭和四十三年に開催して以来、今年で41回を迎え、当社と御縁の深い小野雅楽会の権威ある御協力のもと賑々しく開催されることとなりました。
雅楽は、私ども神社祭祀に奉仕するものにとっては必須のものであり、その占める位置は大きく、恒例の祭祀をはじめ諸祭典には欠かさず雅楽を奏することを本旨としています。
毎年中秋の良き日に催される「中秋管絃祭」は、こうした長い伝統に培われてきた雅楽を正しく伝え、人の心の底に深く秘めている美しい国ぶりを神の大前に奏でまつり、万民の和楽を祈りつつ神慮を和めまつる楽典として催行されてきたものです。

雅楽について

 雅楽は、わが国古来の音楽とアジア大陸の仏教圏諸国から伝来した外国音楽が渾然と融合し、長い歴史の中で育てられ、千数百年前に完成された世界最古・最高の古典芸術であります。
わが国古来の音楽は主として声楽であって、和琴・笛等の楽器を用いた素朴な音楽で、これに外来 音楽として朝鮮方面を経て入ってきた高麗楽右方、中国・インド方面より入ってきた唐楽左方が合わさって今日の雅楽に大成され、内容的には歌物・管弦・舞楽に分かれます。
楽器は、歌物においては和琴・笛・篳篥を用い、管弦においては笙・篳篥・笛の管楽器に鞨鼓・太鼓・鉦鼓の打楽器と琵琶・筝の絃楽器を加えて奏します。舞楽では絃楽器を除いたもので演奏されるのが普通です。なお、舞楽には左方と右方舞があり、左方は赤色系統の装束、右方は緑色系統の装束を着用します。
雅楽は管楽器・打楽器・絃楽器を持ち、和音(コード)・旋律(メロディー)・拍節(リズム)を備えており、音楽的な要素としては今日のオーケストラと何ら異なるところがありません。
~笙~ ~篳篥~ ~龍笛~